知っておきたい。オフィス物件を美容室に内装工事をして開業する裏ワザとは?

美容室なのにオフィス物件?と思われる方も多いかもしれませんが実はオフィス物件というのは、1,物件の流通数が多い、2,街の中心にあることが多い、3,必要なガス、給排水、電気設備などが整っている、4,原状回復されている物件が多い などの理由から、美容室として開業しやすい物件といわれています。

 

しかし立地、価格など理想のオフィス物件が見つかったとしても、テナント内に給排水設備がなかったり、ガス設備が無いなどの理由で、美容室として物件を借りるのを諦めた経験を持つ人は少なくないと思われます。

 

そんな時に諦めるのは実は勿体ないのです。そこで今回は「オフィス物件を美容室として内装→開業する裏ワザ」について紹介してみたいと思います。


オフィス物件を美容室として借りるという裏技

 

設備が無い…ここで諦めてしまうと格安、好条件な美容室の物件とは一生出会えません。テナント内に必要設備が無くても、可能性はまだ残されているのです。例えば以下のようなケースが在り得ます。

 

①テナント内に排水管設備がない。

 

一見するとそれだけで諦めてしまいがちなのがテナント内に排水管が無い場合。美容室にとっては排水管が無いのは致命的ですが、実はこれも手段が残されています。

 

例えば、共用部にあるトイレから排水をもってくる方法、外壁に面する壁に排水管用の穴を明けて、外部の排水管につなぎ込む方法、ひとつ下の階の天井裏に排水をコア抜きし、ビル全体の縦に通っている排水管に結び込むなどなど、プロから言わせると、やり方は物件によって様々ですが手段は残されています。

 

②テナント内にガスが通っていない

 

ビル自体にガス管が通っていない場合は引き込みから必要になりますが、それでも格安なオフィス物件を借りられることを考えると、長い目で見るとお得になることが多いです。何年くらいその美容室を運営するのかをざっとでも良いので計算してみると、数ヶ月で元が取れてしまうことも。

 

また、ガスの代わりに貯湯式の電気温水器を使う方法も残されています。動力という種類の電気を大量の使うのですが、もしビルにその必要容量の動力が余っていたとしたら、ガスを使用しなくてもシャワーのお湯を確保することができるのです。

 

③テナント用の給水管の口径が13mmしかない

 

給水管が13mmというのは家庭に引き込まれている口径と同じです。実は13mmですとシャンプー台はせいぜい1台しか設置出来ません。さすがにシャンプー台1台でまかなえるお店は少ないでしょう。

 

この条件で仮にシャンプー台を2台以上設置したいとなると、水量と水圧が足りず美容室の運営は不可能という判断になってしまいます。しかし、水量を確保する為に水を貯めるポンプを設置し、且つ水圧を確保する為に圧送ポンプを設置すれば、実は簡単に問題は解決される場合が多いのです。

 

④電気容量が足りない

 

美容室には電灯と動力という2種類の電源が必要です。ただその両方が必要容量を確保出来ない場合も多々あります。

 

その場合、ケース②でもふれましたが、ビル全体の電気容量をビル管理会社もしくは電気主任技術者というビルが契約している電気保安のための責任者に調べてもらい、余裕があるのであれば幹線の引き換えをしてしまえば、電気容量は必要分を確保出来てしまいます。

 

また、照明関係を全てLEDにしたり、ドライヤーを1席で1台専用に使用するのではなく、2席で1台を使う様に使用制限をかけることで電気容量を減らすのも有効な手段の一つです。

 

⑤設備も全て整っているが、面積が広すぎる

 

オフィス物件は総じて面積が広い場合が多いのです。これは不動産屋の方に頑張ってもらうしかないのですが、テナントを2つに割ってもらい、片方を借りるという方法があります。

 

紹介しておいてなんですが、これはほとんどの場合許可されませんが、ビルオーナーによっては空きの状態を少しでもなくしたいという心理が働きますので、まれに承認されるケースがあります。交渉の余地はあると思います。


最後に

 

いかがでしょうか?せっかく自分の理想の美容室にあった物件があったのであれば、設備を理由に諦めたくない、オフィス物件だから仕方ない、と考えずにまずはどうにか出来ないかを考えてみてください。是非内装のデザインと合わせて設備や物件の知識が豊富な内装業者に相談してみてください。