リノベーション!?内装、壁、家具に古材を使用してオシャレ空間を作るポイント

オフィスや店舗の内装は定期的なリノベーションが必要とされます。近年、そこに古材を活用したデザインが注目されているのです。古材には独特の存在感があるため、空間に落ち着きを与えてくれます。古材内装のポイントについて、具体的に確認してみましょう。

 

 

古材とは?

古材とは、家屋で長年利用されてきた木材のことです。歴史の長い民家や商家が解体されると、その構造材として使われていた柱や梁が古材となります。また、地中や水中に何十年、何百年と埋もれて化石化した木材を指すこともあります。湿地帯などの地盤の弱い土地に建物を建てる際に使われていた松杭などは、水面下にあれば相当な年数が経っていても、古材として再利用が可能です。このような古材の流通は、アメリカやカナダなどの北米で盛んです。古材の持つ独特な味わいは非常に人気があり、古材流通マーケットが成立していて、リノベーションを考える多くの人々が利用しています。それに対し、日本での古材の利用は、まだまだ一般的とはいえない状況です。伝統的に木造住宅が多い日本では、解体された家屋からは良質な古材が得られますが、これまで廃材として処分されることが多かったのです。日本では新しい材料を好む傾向があり、木造であればスギやヒノキの香りがする新材を使うのが一般的です。ところが、近年になり古材への注目が高まってきています。北米やカナダからだけではなく、中国や東南アジアからの古材の輸入が増加し、日本の古民家の古材が店舗や住宅、オフィスの内装材料として活用されるようになりました。

古材で内装の特徴とメリット

インテリアの素材としての古材のメリットは、主に以下の3点です。

まずは、見た目のヴィンテージ感です。長い時間を経てきた古材には歴史が刻まれています。柱や梁などの古材には、ホゾが刻まれているものもあり、デザインのアクセントとしてわざと見せる使い方も可能です。このような特性と重厚な存在感は、古材ならではのものであり、新材では得られません。さらにいえば、近代的な建築材料である鉄・ガラス・コンクリートにもありません。これらの材料は、最も価値があるのは新品であり、経年変化で劣化するのみです。鉄やガラスは再利用できますが、再処理するために歴史の味わいはなくなってしまいます。コンクリートは、最終的にはほとんどが産業廃棄物となります。古材はその逆で、古ければ古いほど価値が上がるのです。ものによっては骨董品的な扱いをうける場合もあります。

2つ目は、材料としての安定性です。製材された木材には、もともと植物だったため、水分が含まれています。それは月日が経つうちに自然に蒸発していきます。そして、乾燥するプロセスで割れ・歪み・よじれが生じるのです。木の柱に「背割り」が入れてあるのは、その変化を最小限に抑える工夫といえます。ところが、古材は製材されてから時間が経っています。古い材であれば100年以上自然乾燥されていることもあります。含水率が低い状態で落ち着いているため、安定した材料として利用できるのです。

3つ目は、古材の再利用が環境配慮につながることです。木造建築は構造を再利用できることがその特徴のひとつです。柱や梁として使われていた材は、そのまま柱梁としての再利用はもちろん、異なる用途への加工材としても使えます。一般に、用途を変えずに全ての材を再利用する場合は古材とはなりません。場所を変えて、同じ構造で再度建てる「移築」の材料となるわけです。オリジナルの柱材を壁の仕上げ材などに転用するときの材料を古材と呼ぶと考えてよいでしょう。

古材内装のポイント①古材テーブル×チェア

古材をインテリアのアクセントとして使うと、歴史を感じさせる落ち着いた空間を創出することが可能となります。まずは、古材で制作されたテーブルがおすすめです。このとき、古材でできたチェアをあわせるのが常道といえます。ただし、古材を現代的にしゃれた感じで使いたいのであれば、現代的な素材とのコントラストを際立出せるとよいでしょう。例えば、プラスチックなどの合成樹脂素材や金属素材を使ったチェアなどは、古材の特徴を際立たせてくれます。透明プラスチック製のチェアは、古材テーブルとの違和感がありません。チェアの色に関しても、落ち着いた茶系やダークな色合いのものより、白色やオレンジなどのチェアを組み合わせるとインパクトのあるインテリアとなります。

古材内装のポイント②古材の壁

壁の仕上げ材として古材は定番といえる利用法です。この場合、本物の古材もよいのですが、古材風の壁紙を使用する手もあります。TPOに応じて組み合わせて使ってみましょう。張り方についても、壁の全面を古材で埋めるのもいいですし、部分的なポイントとして使うこともできます。いずれにせよ、空間に落ち着きを与えるのが古材壁です。縦張りにすると天井が高く見え、横張りにすると間口が広く見えるという効果を上手く使うと、空間にメリハリが生まれます。また、部屋に置く家具は、木製家具だけでなく、金属材料の家具もマッチします。どちらかと言えば、スチール系のものより鋳鉄などのアイアン系の家具のほうが重厚感は出ます。

古民家風?リノベーションで古材内装を実現

住宅のリノベーションで内装材として古材を活用すると、落ち着きのある雰囲気をだせます。古材にはひとつとして同じものがありません。量産可能な新建材とは異なり、材料の持つ個性が最大限に表現されます。アンティークやヴィンテージの風合いを活かして個性的なインテリアを実現できるのです。特に、和食系飲食店の店舗インテリアの素材としては、古材に使い方が重要なポイントになるといえます。よく見かけるデザインは、RC造の躯体の内側に柱梁の古材で小屋を組むというものです。

まとめ

古材を店舗のインテリアとして使うのであれば、顧客への訴求力を持つ形でのデザインが必要です。デザイナーには、歴史を感じさせる古材を現代的な文脈に落とし込むデザイン力が求められます。また、施工者には、材料の個性を読み取って適材適所に納めるセンスが重要になるでしょう。デザインと施工のシームレスなバランスという意味では、設計・デザインから最終的な施工まで全て自社で完結するLargoは、理想的なプロ集団といえるでしょう。リノベーションでの古材の活用でも、ぜひLargoに相談してみてください。